MIYU音楽教室Blog

帯広市で開いているピアノ教室のブログです

映画「羊と鋼の森」観てきました

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今日はレッスン前に時間があったので、以前から見ようと思っていた「羊と鋼の森」を観てきました。木曜日はレディースデイで安くなるので、お一人様の女性客もたくさんいました☺️

 

帰宅後の大人の生徒さんのレッスン終わりに、生徒さんから「映画観ましたか⁉︎」と聞かれ、「ついさっき観て来たところです!」と、タイムリーすぎて映画の話で「すごく良かったですよね〜!」と盛り上がってしまいました。コンサートシーンは生のコンサートを聴いたような錯覚をしてしまい、映画館というのを忘れて思わず拍手しそうになった、と思わぬところで共感😆

 

ここからはただの映画の感想です😅

(ネタバレ注意)

 

ピアノに触れたこともない主人公の少年がベテラン調律師の鳴らすたった一音のA(ラ)の音に引き込まれるオープニングのシーンは、主人公の感じた驚きや感動がダイレクトに伝わるような印象的なシーンでした。観客には映像で可視化されますが、音の向こうに景色が広がるのを一緒に体感させてくれます。

先に小説を読んだ時の印象は、淡々と流れていく時間の中で登場人物それぞれの葛藤があり、自分らしい方法で成長していく物語。映画ではよりドラマチックに描かれているシーンもありましたが、全体的に暖かい空気が流れていて人生の後押しをしてくれるよう。個人的に主演の山崎賢人さんにはあまり関心が無かったのですが(ファンの方、すみません😓)、この役はハマり役でしたね。好演だったと思います。小説で読んでいたよりも好青年に見えました。

映像がとても綺麗。私達北海道民には馴染みのある景色ですが、冬のシーンなどはどこか懐かしさせてくれます。

少し気になったのは、一部の演奏シーンで高音の音割れがあって集中できなかったこと。調律の音の違いを期待して観ているだけに残念だったのですが、たぶん調律の問題じゃなくて、録音なのか会場の音響なのか?色んな条件下での撮影で全てにこだわり抜いて作品を届けるのは難しいのかな、なんて考えてしまいました。

劇中姉妹が連弾で弾くきらきら星✨アレンジが楽しくて好きです!弾いてみたい🎶楽譜出ないかな〜♫

 

とりとめなく書きましたが、いつもは表舞台に上がらないピアノの調律師さんのプロのお仕事を知ることができ、ピアノの音色に興味を持てるお話です。好みは別れるかもしれませんが、気になる方はぜひ映画館で観てほしい映画でした😃